ここ最近息子の様子を見ていて気になることがあります。
夏頃、手に汗をかくのか掌の皮が白くなりポロポロむけることがあり皮膚科に相談したときに、手の皮がむけることは心配しなくて大丈夫だが、手に汗をかくほど緊張したりしていることが生活の中であるのではないか?そっちのほうを心配したほうがいいと言われました。もともと汗っかきな息子だったので、その時はさほど心配はしなかったのですが、その時に息子は皮をむくということをよくするようになりました。その後、掌の皮がむけることは自然に治ったのですが、指の皮をむくという行為に変わっていきました。
一時的な癖かなと思い放っておきましたが、時間が経つにつれて指の第二関節の部分がピンク色になって、ところどころ硬化しているところも見られるようになってきました。
母も小学生のころ、学校の授業中に自分の指の皮をむいていたことがあります。その頃は、ストレスなんて思っていなくてただ授業がつまらない、退屈だなと思ったときに暇つぶしのように指の皮をむいていたような気がします。中学生になり環境が変わって勉強に部活に忙しくなって、必死に毎日を過ごしていたらいつのまにかやらなくなっていました。
しかし息子の指の皮をむくという行為は、だんだんひどくなってきていて時々深く傷つけすぎて絆創膏も必要な時があるほどです。思わず見ていられず、どうしてそんなことするのかと怒ってしまいました。息子はもうしないと言うものの自分でもやめられずどうしたらいいのと聞いてきました。
ネットで検索してみると、「強迫性皮膚摘み取り症」と書いてあるではないですか!
原因は欲求不満、不安、ストレス、イライラのようです。行為自体には深刻性はないものの精神的な理由が隠れてことがあるようで、母は心の中で、中学受検をすることが息子に無理をさせているのではないかと不安に思っています。
また、子供に対して怒ったり癖を指摘することは好ましくないと書いてありましたが、息子がこの癖を治したいと言ってきたので話をすることにしました。
母 きれいな手が痛々しいよ。どんなときに皮をむいちゃうの?
息子 んー。学校にいて授業を聞いているときかな。あとガサガサしてるところをさわるとついむきたくなる。
母 そうなんだ。学校でだけでしちゃうの?
息子 暇なとき無意識にやってる。ほとんど学校だと思う。
母 勉強つらい?受検やめる?
息子 なんで勉強の話になるの?勉強好きな人なんていないと思うよ。だけど受検は絶対やめない。なんでそんなこというの?
母 調べてみたら、ストレスとかが原因だったりすんだって。だから勉強とか受検のことがストレスなのかなと思って…。もしつらいなら辞めても良いんだよ。
息子 他の子はストレスになるかもしれないけど、自分は勉強はストレスにはならない。やりたくないときもあるけど、海洋大学に行きたいから勉強はする。
家にいるときは、指の皮をむいていることはほとんどありません。考えられるのは学校、もしくは塾の時だと思いますが、息子がいうように中学受検をすることにストレスを感じていないということはないと思います。でも受検をやめたいとまでは思ってもいないようです。遊びに行けるときは喜んで友達と出かけていきますし、息子との会話の中でも友達関係は良好だと思います。
でも、やはり何かしらストレスを感じているのでしょう。原因を解明し取り除くことは時間がかかりそうです。そのうち息子自身も気づいていないなんらかのストレスがいつの間にかスッと消えてくれることを祈るばかりですが、毎日息子の手を見ると悲しくなってしまうので母が今できること、気をつけていることは
- 毎日学校へ行く前に、息子の好きな香りのハンドクリームを塗る
- 未だに一緒に寝ることを希望する息子を拒まない 寝るまでは一緒にいる
- 問題を解いているときケアレスミスばかり指摘しないで解けたことを褒める
- たとえ指の皮をむいていることを目撃しても指摘しないで気をそらす
- 寒くても休日はそとで体を一緒に動かす
- 爪はこまめに切る
これくらいでしょうか?
時々息子も今日はこの指は皮をむかないように最初から絆創膏を貼っていこうと言い登校前に絆創膏を貼っていくこともあります。少しずつよくなってきてると思いますが、完全には止めることはできていないようです。
母も一度ここで立ち止まり、息子の様子を今一度よく見て向き合っていかなければなりませんね。外に友達を遊びに行くようになって、外食も一人前ぺろりと平らげ大人と同じ感覚で接していたかもしれません。まだ10歳です。学校・塾へ行き宿題をこなし友達関係も大事にしなければなりません。一生懸命やっている息子をもう少し褒めてあげなければいけませんね。