2学期が終了して、通知表を持って帰ってきました。
母は常々、都立の入試にこの通知表が2割の影響力があることを息子に話しています。
テストの点数が良いだけではダメ。提出物、ノートへのまとめ方、積極性などの授業態度も評価に含まれる。
きっと耳にタコができるくらい言っていますので本人はよく分かっていると思います。なので普段から提出物の忘れなどはありません。授業態度も悪くないと思います。
通知表では、8教科 よくできる/できる/もう少し の三段階で評価されます。もちろんすべて【よくできる】であれば評定は満点ですね。1科目3点×8教科=24点(満点)となります。しかし息子がすべて【よくできる】なんて取れるわけありません。
でも大丈夫です。
評定を計算するときは、【もう少し】が0で、1教科のうち5項目ある科目は2個まで 【できる】4項目ある科目は1個まで【できる】でその他はすべて【よくできる】であれば評定は満点の24点なのです。
なので我が家は分かりやすく、1教科につき【できる】は1個まで!あとはすべて【よくできる】をキープすれば良し!となっています。
4年の2学期ですので、まだ評定は関係ありませんが息子に意識を持たせるため通知表を評定に計算してみました。
息子の評定は、23点でした。理科で
「観察・実験やものづくりを行い、わかりやすくまとめる」
「自然の様子や変化についてのきまりを理解している」
の項目で【できる】の評価になっていました。
理科は4項目の評価ですので、2個【できる】がついてしまうと、評定は2になってしまいますね。息子はこれを見て
たぶん、ノートとかプリントのまとめ方だと思う・・・。
と言っていましたので、3学期はノートやプリントのまとめも意識していくと思います。先生はちゃんと見てるぞー!
たかが評定1点じゃんと侮ってはいけません。
たとえば都立小石川の場合、募集要項を見てみると報告書の点数は400点満点(5年200点6年200点)となっています。これを200点に換算し、適性Ⅰ200点、適性Ⅱ200点、適性Ⅲ200点 合計800点となります。
5年で評定が満点の24の場合(8教科×評定3(25点))200点、評定が23点の場合(7教科×評定3(25点)+1教科評定2(20点))195点となります。わずか評定1点の差が点数化すると5点あるのです。
以前塾の保護者会で、合格した子の報告点を見せてもらったことがありますが、ほとんどの子が満点に近い点数でした。評定が良くないと本番のテストのみで得点を稼がないといけません。
合否をわけるボリュームゾーンにいる場合この5点は大きいですよね。
息子には、適性検査で5点取るよりも評定で1点取る方が全然楽だと思うと伝えました。また、中学受験(受検)の勉強を始めると学校の勉強がすでに習っているところだったり簡単だったり感じ、学校で新しいことを知る機会やワクワク感が減るのだと思います。そういったことがノートやまとめ方を雑にしている原因でもありますので、知っていることでもさらに知識を深めることができること、そしてその知識は誰にも盗まれることない自分の財産になるので無駄にしないように話しました。
我が家はまだ志望校をはっきりと決めていませんが、もし区立九段を考えるとしたら4年の3学期の評定が対象になりますので、3学期はしっかり意識していきたいと思います。