明けましておめでとうございます。
正月もしっかり勉強しようと意気込んでいたのですが、田舎へ帰省し親戚の子供達とたっぷり遊んで来ました。都会っ子の息子は、田舎の広い野原で楽しそうに駆け回っていました。
持っていた理科のテキストも一度読んだだけです。最初は勉強しない息子にイライラしたのですが、楽しそうな息子を見て勉強は自宅に戻ったらがっつりやろうと気持ちを切り替えて母も一緒に遊んで来ました。
外で遊んでいると、息子が枯れ枝を広い昆虫がいないか枯葉の下をガザガザしたりし始めました。それを見た祖母が、カマキリの卵ならたくさんあるよと息子に教えてくれました。
息子は目をキラキラさせて祖母について行きます。
木の枝に産み付けてあるオオカマキリの卵です。カマキリは卵のまま冬越しして、春になったらたくさんのカマキリが出てきます。母も小さい頃カマキリの赤ちゃんを捕まえて遊んだ記憶があります。よく見るとあちこちにカマキリの卵があり、息子は大興奮です。テキストでしか見てなかったカマキリの冬越しですが、実際に見て卵の感触を確かめてみたり、匂いを嗅いだりしていました。テンションが上がった息子は、
テントウムシも枯葉の下で冬越ししてるはず!探してみたい。
と言い出して、みんなで公園の端っこに溜まっていた枯葉の下をひっくり返してみたりしましたが見つからず…
それを見ていた祖母が、
そんなところにはいないよ。枯葉が溜まっているところで枯葉が風で飛ばされない植え込みの下とかを見てみなさい
というので場所を移動して見てみると、
いました!テントウムシが冬越ししてるよー!と母も大興奮です。テントウムシって小さい頃天気の良い日に見かけた記憶があるんですが、まさか枯葉の下で冬越ししているとは…。
すると祖母が、
日向は暖かいから出てきて動いてるテントウムシもここにいるよと…
見てみると、元気に動いてるテントウムシが!冬越し中でも枯葉の下から出てくるのか辺りを見てみると数匹いました。
実際に昆虫の冬越しを見ることが出来たので、テキストを開いて勉強はしなかったけど、祖母のおかげでなんだか良い体験ができました。
帰り道には、桜の冬芽も観察です。
たくさんのりんぺんに覆われていますね。春にはたくさんの花を咲かせ、秋にはこの木にはたくさんの蝉の抜け殻がついています。テキストを見てもなかなか覚えられないことも実際に見てみると忘れないですよね。
ナンテンの実もとても綺麗でした。
祖母が一緒にいてくれたおかげで、外遊びもちょっとした理科の授業になりました。
私もここで育ったんですが、当たり前のように自然があったので昆虫の冬越しとかカマキリの卵とかあえて探したりしませんでしたね。夏になるとカブトムシだってその辺の木にいたのですからあえて捕まえなくても出会えたんです。だから昆虫も触れたし、草木の名前もいつのまにか知っていましたが、息子はナンテンでさえ知らなかったのですから、やはり体験って大事だなぁとつくづく思いました。
まだ帰りたくないとゴネた息子ですが、お正月モードも終わりです。
今日からまた心機一転頑張ってもらいましょう。
拙いブログですが、本年もどうぞよろしくお願い致します。