息子は小学校で音楽系の部活をやっています。
その部活は月曜から金曜日まで毎日朝練があります。なので40分ほど早く学校へ行くことを3年生の時から約2年間続けています。途中で朝練がきつくてやめる子もいるけれどほとんどの子が6年生の卒業まで頑張っている部活です。息子がその部活を始めるときも、毎日の朝練のことに対して本当に頑張れるのか話し合ったうえで始めました。
今も息子は自分の担当している楽器が好きだし、練習が嫌なわけでもありません。
新しい曲の練習が始まれば楽しそうに頑張っていたし、中学に行ってもその楽器を演奏できる部活があればいいなと言っていたほどです。
1年生と2年生の時は、朝6時に起きて漢字検定の勉強をして3年生で3級合格できました。3年生では、漢字の勉強を少しと塾でならったことの復習をしていました。4年生になり毎日の計算の練習と予習シリーズをするようになって明らかに時間が足りなくなりました。学校から帰ってきて塾の宿題と学校の宿題をこなし、夜も時間があれば理科や社会、それに算数の演習問題をこなしていました。
最近では、やりかけた算数に夢中(ムキ)になりすぎて朝練の時間に遅刻しそうになることもありました。母としても朝は軽く計算ドリルだけで、余裕をもって部活に送り出したほうが良いのではないか?と思う毎日でした。それでも朝の貴重な勉強時間が今までの成績に大いに貢献していたことは明らかですので、朝の勉強時間を減らしてしまったらその分はどこで埋め合わせすればいいのだろうかとも思い悩んでいました。現時点でもういっぱいいっぱい…。睡眠時間は削りたくない…。
そんなことを息子も考えていたのでしょう。
部活やめようかな。部活やめてその分もう少し算数をやった方が良い気がする。
でも辞めると言った友達は、途中で辞めるなんてと怒られていた。
できれば、お母さんから先生に言ってくれない?
と息子。母は悩みました。
部活辞めたからって、その時間がすべて勉強時間になるのか?
確かにもう少し朝の勉強時間は欲しいけど、ダラダラしないだろうか?
せっかく2年間も頑張ってきたのに、ここで辞めたらもったいなくないか?
と思う反面、
よし、さらに算数演習を重ねて、なんなら適性検査の問題集もルーティーンに入れられるかも!? そもそもアタックテストだけ良い点数で適性検査型テストだとイマイチなんだから、良い機会なのでは? 朝勉時間ゲットだぜっ!
と、グルグル頭の中で考えては結局結論は出ないままでした。
ですので、息子には自分でよく考えて好きなようにしなさい。でも先生には自分で言わないとダメだよ。きちんと理由を話し急に辞めるのではなく、ちゃんと期日をきめて辞めることを先生に伝えなさいと言いました。
息子は、なんだかんだ2~3ヶ月悩んでいたと思います。
そして昨日担当の先生に、4年生のうちは部活を続け、5年生になったら辞めたいということを伝えたようです。
先生は、渋い顔で
部活が嫌いになったわけではないんだよね?
中学校へ行ってもこの楽器をやりたいのに、あと2年間やらないのはもったいないね。
とりあえず、3月末までもう一度考えて。
と言ったそうです。怒られることはなかったけれど、息子は受検のことも正直に言ったようですので、あまりいい反応ではなかったようです。
そりゃ先生としてもここまで教えてきて、受検だからといって辞めるなんて納得できないと思います。そして部活辞めなくても合格する子だっているんですから、そんなの言い訳に聞こえますよね。
でも、息子の決心は固いようですので再度先生に意思確認をされても辞めるということは覆らないのではないかと思います。
今回の部活辞める辞めない問題って、受験前に学校休む問題と似ていますよね。
先生によって本当に対応の差があるというか、母としては思うところもあります。でもどちらにしても子供が考えて決めたことだし、前を向くしかないんですよね。
おおたとしまささんのブログにとても共感できる記事が載っていましたのでリンク貼っておきます。
息子はまだ4年生だけど、4年生なりに受検に向き合って頑張っています。
そしてそれを免罪符にするつもりもありません。どちらかが正しいということはなくてどちらの選択肢も間違ってないんですよね。
だからどうか息子の決断を見守ってほしいなとセンチメンタルになった母でした。